儀式ゆえに単調で画一的になりがちな現代のマニュアル化された葬儀では、生前の故人の個性までも葬り去られてしまうようにも思えます。最近では故人、そして故人を想う家族のためのお葬式をプロデュースする葬儀屋も増えてきました。オーダーメイドで故人、家族の想いを形にすることが可能になってきたと言えるでしょう。現在の葬儀では一般的になった生花祭壇。

その名の通り生花のみを使用した祭壇のことです。2000年頃は200~300万円と高額でしたが、最近では70万円~と低価格、定額で提供する会社も増えました。また、時代と共に変遷するニーズに応えて、新たなお葬式の形を提案する会社も出てきています。ひと昔前にはなかった「家族葬」も一般化してきました。

お葬式には遺族、親族だけの「家族葬」、友人や仕事関係、地域の人も含めて行う「一般葬」がありますが、最近では家族葬にしたいという要望が非常に多く、昨今の傾向として、会葬者が20~30名程度の小規模なお葬式がほとんどだそうです。少人数の親しい人たちで故人を偲び、最後のお別れをする。従来のパッケージ化された葬儀では、送る側、送られる側の想いに応えきれなくなった表れでしょう。本当に大切なのは故人がどんな人生を歩んだのか、どんな人たちと付き合いがあって、残された家族はどのように故人を見送りたいか、ではないでしょうか。

すべてオーダーメイドのお葬式は一律の価格表はありません。高額になるのでは、と気になるところではありますが、不要なものは省くことができます。そういったお葬式を手がけたことがある経験豊かな葬儀社にお願いして細かく見積もりを出してもらい、納得できるまで説明してくれる業者を選ぶのがポイントです。