葬儀には宗教や宗派によってさまざまな種類がありますが、日本ではその多くが仏式で行われます。法律では、死亡後24時間を経過した後でなければ火葬してはならないことや、墓地以外の区域に埋葬や埋蔵してはいけないなどの決まりがあります。一般的な仏式の流れとしては、病院などで医師から臨終が告げられたら、「末期の水」と呼ばれる仏式の葬送儀礼を行います。ただし、浄土真宗などの場合には行わないこともあります。

その後、遺体の湯灌や身繕い、死化粧を行います。その後自宅に遺体を搬送することになります。自宅に搬送されたら、「枕飾り」と呼ばれる簡易な祭壇を用意し、遺体を安置します。そして僧侶に読経してもらったあと遺体を棺に納め、通夜となります。

お通夜というのは、葬式の前夜に遺族や近親者が集まり、故人の魂と別れるために過ごす最後の夜のことをいいます。夜を徹して遺体に付き添い、邪霊の侵入を防ぐために線香と蝋燭の灯を絶やさないようにするのが一般的です。以前は通夜は身内で行うことが多かったようですが、最近では友人や知人も通夜に参列するという場合も増えてきており、通夜だけに参列するという場合もあります。通夜が明けたら葬儀式あるいは告別式を行います。

葬儀式は同じ仏式でも、故人の宗派によってその葬送儀礼や作法は異なります。葬儀式は宗教儀式としての意味合いが強いものですが、告別式は社会的な意味合いが強く、故人と最期のお別れをすることが主な目的です。葬儀式や告別式が終わったら、出棺し、火葬を行います。